(貴金属市場)
7日の白金標準は続落。白金標準の中心限月6月限は前日比46円安の4148円。
夜間立会の白金標準の中心限月は、NY白金の値崩れによって4127円まで売り込まれた後、4167円まで戻りを見せた。NY白金は、強気な米経済指標によって為替がドル高基調に進むと899ドルまで値崩れしたが、その後は為替のドル安方向に戻ると、NY白金は910ドル前後まで下げ幅を縮小した。日中立会は、NY白金が906ドル台まで売られると、白金標準は4138円まで下げ幅を拡大したが、その後NY白金が912ドル台まで買い直されると白金標準は4156円まで戻った。しかし、白金標準の戻りは一時的な動きになり、引けにかけて為替が円高基調に進むと白金標準は4147円まで下がった。
日中のNY白金は912.9ドルまで反発している。今晩は、米雇用統計の発表によるドル相場の動きに注意したい。前日は、強気な雇用関係の経済指標によって、為替のドル高基調がNY白金の圧迫要因となった。本日の雇用統計でも同様の結果になると、為替のドル高基調からNY白金の続落の動きが警戒される。白金標準は4150円割れまで続落しているが、NY白金の軟調地合いによって、白金標準は下値水準の切り下げが想定される。
白金標準の日足チャート
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