(貴金属市場)
6日の金標準は急反落。金標準の中心限月6月限は前日比66円安の8870円。
夜間立会の金標準の中心限月は、序盤にNY金の強調地合いに反応して8962円まで上場来高値を更新したが、その後はNY金の値崩れによって8899円まで急反落した。NY金は、米長期金利の低下と為替のドル安基調によって1942ドル台まで上昇したが、低下した米長期金利が上昇し、為替がドル高方向に戻るとNY金は上値水準を切り下げた。更に、米FOMCのい議事要旨が発表されると、米長期金利の上昇基調と為替のドル高が一段と進み、NY金は1922ドルまで崩れた。日中立会はNY金が前日の安値から戻り基調を見せる中、為替が円高方向に進むと金標準は下げ幅を拡大して8865円まで売り込まれた。
日中のNY金は、1927.7ドルまで反発している。為替のドル高基調の一服が、NY金の支援材料となっている。ただ。今晩は、米国のADP全米雇用報告や新規失業保険申請件数、貿易収支の経済指標の発表が予定され、ここ最近の強い雇用状況を踏まえると、NY金の戻りは限定的になると見たい。金標準は、為替の円高方向の動きによって8860円台まで下落しているが、NY金の軟調地合い予想もあって、金標準は下値水準の切り下げを警戒したい。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。