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【石油市場】ドバイ原油は値動きの荒い展開の中、続伸

2023.06.30

(石油市場)
30日のドバイ原油は続伸。ドバイ原油の中心限月11月限は前日比200円高の6万4980円。
夜間立会のドバイ原油は、WTI原油の乱高下に翻弄され、中心限月11月限は6万4340円まで下落した後に、6万5640円まで上昇した。しかし、その後、6万4380円まで再び売り込まれるなど、値動きの荒い展開となった。WTI原油は、売り買い交錯する中で、69ドル前後から70.60ドル台のレンジを行き来する展開となったが、乱高下が一服すると69.80ドル台で推移した。日中立会は、WTI原油が70ドル台まで上昇すると、ドバイ原油は6万5210円まで買い直されたが、その後は、WTI原油の上げ一服と為替の円高方向の動きによって6万4920円まで上げ幅を縮小した。
日中のWTI原油は70ドルを挟んだ動きとなっている。米国の原油在庫の減少や7月からのサウジアラビアの追加減産による供給タイト感が引き続き買い材料となっている。ただ、その一方で、欧米の追加利上げ観測の高まりによるエネルギー需要の後退観測が、売り材料となって上値を抑える動きも見せている。引き続きWTI原油は売り買い交錯する動きが続くと見られ、レンジの動きが想定される。ドバイ原油も、WTI原油の乱高下に翻弄され、値動きの荒い動きとなっており、しばらくは臨機応変に対処するのが無難と見たい。

ドバイ原油の日足チャート


※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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