(貴金属市場)
29日の白金標準は小幅反発。白金標準の中心限月6月限は前日比7円高の4210円。
夜間立会の白金標準の中心限月は、NY白金の大幅続落によって4140円まで売り込まれたが、その後は4100円台後半まで下げ幅を縮小した。NY白金は、為替のドル高基調によって4月ぶりの安値を更新して10月限は908.5ドルまで売り込まれた。しかし、その後は900ドルを維持した動きから自律反発によって920ドル台まで戻った。日中立会の白金標準は、為替の円高基調によって4173円まで売り直される動きとなったが、その後はNY白金の反発と為替の円安方向への戻りによって白金標準は4210円まで買われた。
日中のNY白金は927.8ドルまで戻りを見せている。前日に4カ月ぶりの安値をつけたことによって自律反発の動きから買い戻されているが、まだ為替はドル高基調となっていることから、NY白金の戻り局面では売られる展開が想定される。白金標準は、NY白金の戻りと為替の円安基調によって4200円台まで出直りとなっているが、NY白金の軟調地合い予想から、再び下振れが警戒される。
白金標準の日足チャート
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