白金標準の4月限は前日比34円安の4208円、新甫6月限は4203円で日中取引を終えました。
チャートはつなぎ足の日足チャートになります。
実線は200日EMA(4249円近辺)が抵抗となり、売り優勢の展開に3営業日ぶりに陰線を形成しています。
各移動平均線を考察すると、5日EMA~75日EMAまで下向きに推移しており、200日EMAが上昇から横這いに変化し始めていることから、短期線・中期線・長期線ともに上値の重い展開を暗示するカタチとなっています。
昨日発表された米国の消費者信頼感指数や新築住宅販売件数、リッチモンド連銀製造業景気指数が軒並み予想を上回ったことで米長期金利が上昇し、金利を生まない金や白金の売りに繋がっています。
また、22日に始まった中国の端午節連休ですが、連休中の旅行から自動車、住宅に至るまで、あらゆる支出が鈍化している模様で、中国経済失速の兆しは白金の売り材料に繋がっているものと思われいます。
本日の注目イベントとしては、26日から28日にかけて開催されている欧州中央銀行(ECB)が主催する国際金融会議「ECBフォーラム」が挙げられます。中銀関係者や学者ら約170人がポルトガルのシントラに集まり、インフレ抑制へ金融政策のあり方などを話し合います。
その他のイベントとしては、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演が22:30に予定されています。
(15:08執筆)
投資助言サービス担当 テクニカルアナリスト 村石
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