(貴金属市場)
26日の金標準は続伸。金標準の中心限月4月限は前日比51円高の8865円。
週末の夜間立会の金標準の中心限月は、為替の円安基調とNY金の反発によって8899円まで上昇したが、その後は、為替の円安が一服すると、金標準は8850円台まで上げ幅を縮小した。NY金の8月限は、1949ドルまで急反発した後に、1930ドル台を挟んだ水準まで上値推移準を切り下げた。日中立会は、週明けのNY金が1938ドル台まで上昇すると金標準は8890円まで再び上昇した。しかし、日中の高値をつけてからは。NY金が徐々に水準を切り下げると、金標準は再び8850円台まで上げ幅を縮小した。
日中のNY金は、米長期金利の低下と為替のドル安基調によって1938.4ドルまで上昇したが、その後は上値の重い展開となっている。週明けに神田真人財務官の円安をけん制する発言によって、日本政府の為替介入が警戒され、ドル高基調が一巡している。ただ、7月の米FRBの追加利上げ観測が高まっていることから、ドル安基調の中でNY金の上昇はイマイチとなっている。金標準は、若干の円高基調とNY金の上値の重い展開から上げ幅を縮小しており、上値水準の切り下げが今後も警戒される。
金標準の日足チャート
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