(貴金属市場)
19日の金標準は続伸。金標準の中心限月4月限は前日比46円高の8891円。
週末の夜間立会の金標準は、NY金の堅調地合いと為替の円安基調によって8911円まで上昇した。NY金の8月限は、米長期金利の低下と為替のドル安基調によって1980.4ドルまで上昇したが、その後は、上げ幅を縮小する展開となった。日中立会の金標準は、引き続き為替の円安基調が支援材料となり8915円まで上場来高値を更新した。しかし、高値をつけてからは、週明けのNY金の軟調地合いと為替の円安基調が一服すると、金標準は8879円まで上げ幅を縮小した。その後は、再び8890円台まで買い直されたが、戻りは限定的となった。
日中のNY金は1970ドルを挟んだ動きとなっている。本日は、ジューンティーンスで米国市場は休場となっており、NY金は電子取引のみとなる。先週の重要なイベントが終了して新たな材料がなく、休場明けまで1970ドル付近の動きが続くと見たい。金標準は、NY金の小幅レンジの動きを踏まえ上げ一服の動きが想定される。目先は8900円近くの攻防になると見たい。
金標準の日足チャート
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