(石油市場)
21日のドバイ原油は続伸。ドバイ原油の中心限月11月限は前日比160円高の6万4200円。
夜間立会のドバイ原油は、WTI原油の乱高下に翻弄され、6万4880円まで上昇した後に6万2860円まで急反落した。しかし、夜間立会の安値をつけてからは6万3800円台まで戻りを見せた。WTI原油の8月限は、72.30ドル台まで上昇したが、その後、中国のエネルギー需要の改善観測の後退によって69.70ドル台まで崩れた。ただ、WTI原油の70ドル割れは一時的な動きになり、その後71ドル台まで下げ幅を縮小した。日中立会は、WTI原油が70ドル台後半まで続落すると、ドバイ原油は寄付き直後に6万3330円まで売り直された。しかし、その後は、WTI原油が出直りの展開から71ドル台を回復し、71.70ドル台まで反発すると、ドバイ原油は6万4320円まで上昇した。
日中のWTI原油は、71.71ドルまで反発している。前日の安値から戻り基調を見せているが、中国のエネルギー需要の不透明な状況によって、戻りも限定的となっている。今晩は、米FRB議長の議会証言が予定され、他の市場と同様に今後の金融政策に対する発言待ちとなっている。ドバイ原油は、夜間で6万2800円台まで売られてから、大きく戻りを見せている。ただ、今週に入って、6万4000円台後半から上値が重い展開が続き、中国のエネルギー需要の不透明な状況から、WTI原油と同様に、上値が重い展開が想定される。
ドバイ原油の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。