(貴金属市場)
22日の金標準は小幅続落。金標準の中心限月4月限は前日比8円安の8798円。
夜間立会の金標準は、NY金の波乱の展開に翻弄され、中心限月は8778円まで続落した後、8826円まで反発するなど乱高下した。NY金は、米FRB議長の議会証言によって1929.3ドルまで急落したが、その後、1948ドルまで戻りを見せた。日中立会は、NY金が軟調地合いを継続して、14時過ぎに再び1940ドル割れの動きになると、金標準は8782円まで売り直された。しかし、引けにかけては、NY金が1940ドル台に戻ると金標準は8800円台まで回復する動きも見せた。
日中のNY金は、米長期金利の出直りの動きや為替のドル高基調によって1938.3ドルまで続落している。今晩も米FRB議長の議会証言が予定され、前日と同様の金融政策に対する発言が注目される。前日に年末まで緩やかな利上げ継続を表明していることから、NY金は上値の重い動きが今後も警戒される。金標準は8800円割れまで崩れているが、まだNY金の軟調地合い予想から、下値水準を切り下げる動きが続くと見たい。
金標準の日足チャート
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