★くりっく株365のNASDAQ100の中期トレンドでは、レジスタンスとして意識されている26週SMA(青線)の11,720.4円をジワリと上抜け、21年11月26日週高値16,765円を起点として22年4月1日週高値15,280円を結んだトレンドライン(R1)をジワリと上抜けしてきた。R1は、22年8月19日週高値、22年12月16日週高値でレジスタンスとして意識され押し戻す展開になるなど、信頼度の高いトレンドラインになっている。
R1を上抜けするということは、22年10月14日週安値10,419円を起点として23年1月6日週安値10,658円を結んだトレンドライン(S1)との三角持ち合いからの上放れとなることから重要な相場の節目にある。
また、ストキャスティクス(パラメータ:14、5、3、20、80)も%DがSlow%Dを上抜け両線もと50%近辺で上向きになっていることから、上向きバイアスが強いことを示している。
ただ、前日米国市場では割高感から利益確定売りで小幅反落しており、一旦上値が重くなる可能性がある。また、NASDAQ100はPER25.31倍(23日時点)と高水準にあることから、米長期金利が上昇すると割高感が強まりやすい。そのため、米長期金利の動向も注意を払う必要がある。
上抜けした際は、下向きの52週SMAの12,422.9円が一旦の上値目途として意識される。一方で、今回も上値が抑えられるようなら200週SMA(紫線)の11,564円や13週SMA(赤線)の11,449.9円がサポートとして意識される。ただし、下抜けした際は、S1までの下落が予想される。