★ドル/円の変動要因は日米金利差だけではないが、相場への影響が強いことも否定できない。
そのため、日米2年債金利差(赤線)、日米10年債金利差(青線)とドル/円(黒破線)を重ねてみると、現在の相場の動向に納得がいく。
2021年12月1日以降の動向をみてみると、日米2年・10年債の金利差は上下に振れながらも右肩上がりの拡大傾向にあった。そのため、ドル/円も振幅に応じて円高・円安基調が繰り返されながらも、円安基調が継続したことがわかる。
しかし、日米10年債金利差が10月24日の3.996%がピークとなり、遅れて日米2年債金利差が11月7日に4.77%がピークとなりその後は縮小傾向に転換すると、ドル/円相場も円高基調に転換している。
日米金利差のトレンドが転換するまでは、円高基調が継続しやすくドルは戻り売り目線となる。
今後も日米金利差を注意深く見ていく必要があります。
執筆者情報
米蔵(ヨネゾウ)
国内外銀行ディーラー・証券会社リテール営業・外資系投信のファンドマネージャー、債券ディーラーなど豊富な金融業界経歴を持つ。一目均衡表や60分足移動平均線など、各種テクニカル指標を組み合わせた独自の市場分析は一般の投資家からわかりやすいと好評。商品・株式・FX・債券・デリバティブなどあらゆる金融商品分析を得意とする。国際テクニカルアナリスト連盟国際認定テクニカルアナリストCFTe®
日本FP協会認定ファイナンシャル・プランナー(AFP)
国内外銀行ディーラー・証券会社リテール営業・外資系投信のファンドマネージャー、債券ディーラーなど豊富な金融業界経歴を持つ。一目均衡表や60分足移動平均線など、各種テクニカル指標を組み合わせた独自の市場分析は一般の投資家からわかりやすいと好評。商品・株式・FX・債券・デリバティブなどあらゆる金融商品分析を得意とする。国際テクニカルアナリスト連盟国際認定テクニカルアナリストCFTe®
日本FP協会認定ファイナンシャル・プランナー(AFP)