★ドル/円の中期トレンドを示す週足では、買いか・売りかと聞かれたら様子見と答えたくなるほど、3週連続の52週SMA(緑線)132.12円での攻防となっている。また、22年8月5日週の安値130.38円もサポートとして意識されている。
ただ、13週SMA(赤線)は26週SMA(青線)を下抜けるデッドクロスしており、中期的な下落基調となっている。また、26週SMAも緩やかに下向きになってきており、微妙に円高基調に偏ってきている。
一方、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)では、%D:10.49%、Slow%D:10.53%と売られ過ぎ過熱感が出ている。ただし、モメンタム系のオシレーターでは、ここから下落トレンドが明確になると低水準横ばいとなるダマシが多発するので、注意が必要となる。
下向きバイアスは強いものの、明確に8月5日週安値と52週SMAを下抜ける展開にならないと、一旦の戻りリスクに翻弄される可能性もあることは憂慮しておく必要がる。
明確に反発の様相となるのか、それともサポートを下抜ける展開になるまでは、上下どちらに振れても不思議ではないことから、見極めるまでは中期的には様子見としたい。