★くりっく株365のNASDAQ100ボリンジャーバンド(パラメータ:21、±1σ、±2σ、±3σ)の日足では、±3σのバンド幅が縮小するスクイーズの動きになってきた。バンド縮小後は、バンド幅が拡張するエクスパンションの動きになり、上下に放れる展開になりやすい。
緩やかに上向きであるサポートとして意識されていた21日SMA(黒線)を下抜けしてきたことで、やや上値の重さが意識される。
11月11日に一目均衡表の雲の中に入ったものの、雲上限の11,789円がレジスタンスとして意識され上値を抑える展開になっている。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)でも、徐々に上値を切り下げ%DとSlow%Dの両線は下向きになっており、下押しバイアスが強いことを示している。
下値では、-1σの11,471円、-2σの11,218円、雲下限11,176円がサポートとして意識される。一方、上値では、21日SMAの11,723円や雲上限が意識される。
このままもみ合い相場が継続すると、ボリンジャーバンドのスクイーズが強まるほか、雲下限が下値を切り上げる展開となっており、12月下旬にかけては雲のネジレがあり雲の上下どちらかに放れる展開になる。
そのため、もみ合いレンジ相場から年内に上下どちらかにトレンドが発生する可能性が高まるので注意が必要となる。