★くりっく株365のNYダウ日足では、8月16日高値34,260円がレジスタンスとして意識されると、上値が抑えられる展開になっている。
5日SMA(赤線)がサポートとなり上昇してきたが、一旦下抜けする展開となり5日SMAもわずかに下向きに転換してきた。そのため、短期的には下落調整の動きになりやすい。
また、モメンタム(パラメータ:10、5)でも、価格は上昇したものの緩やかに低下基調にあり弱気のダイバージェンスが発生しており、下落調整の前兆が出ている。
ただ、25日SMA(青線)33,247円は緩やかに上向きを維持していることから、サポートとして意識される。長期線となる260日SMA(茶線)の33,130円も下値目処として意識される。
中国の厳しい新型コロナウイルス規制が微修正されるとの期待から29日の中国株が大幅に上昇し、投資家心理が改善した。一方で、米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締めが長期化するとの警戒感が相場の重しとなっている。30日にパウエルFRB議長の講演や1日には10月個人消費支出(PCEデフレーター)や2日の11月雇用統計を控え様子見ムードが広がりやすい。
NYダウは戻り基調が続いてきたことから、利益確定売りも出やすい地合いになっている。