★先週末のNY原油先物市場(青線)は続落して終了した。中国の新型コロナウイルス感染拡大で同国の景気悪化懸念が強まり、原油需要減少の思惑からNY原油先物の下落が続いている。
原油価格はインフレへの影響が大きい。そのため、NY原油先物の下落とともに米10年BEI(赤線、ブレイク・イーブン・インフレ率=市場が織り込む期待インフレ率)も原油安とともに低下した。それに連れて米10年債長期金利(緑線)も低下した。そのため、全般的にドル高も一服しており、ドル/円(黒線)においても140円台割れで推移している。米長期金利の先行きはNY原油相場次第の面もあり、それが為替相場にも影響する。
執筆者情報
米蔵(ヨネゾウ)
国内外銀行ディーラー・証券会社リテール営業・外資系投信のファンドマネージャー、債券ディーラーなど豊富な金融業界経歴を持つ。一目均衡表や60分足移動平均線など、各種テクニカル指標を組み合わせた独自の市場分析は一般の投資家からわかりやすいと好評。商品・株式・FX・債券・デリバティブなどあらゆる金融商品分析を得意とする。国際テクニカルアナリスト連盟国際認定テクニカルアナリストCFTe®
日本FP協会認定ファイナンシャル・プランナー(AFP)
国内外銀行ディーラー・証券会社リテール営業・外資系投信のファンドマネージャー、債券ディーラーなど豊富な金融業界経歴を持つ。一目均衡表や60分足移動平均線など、各種テクニカル指標を組み合わせた独自の市場分析は一般の投資家からわかりやすいと好評。商品・株式・FX・債券・デリバティブなどあらゆる金融商品分析を得意とする。国際テクニカルアナリスト連盟国際認定テクニカルアナリストCFTe®
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