★ドル/円の長期とトレンドを示す月足で、円安基調が始まった2021年1月安値102.56円を起点として、2022年10月高値151.94円を結んだフィボナッチリトレースメントから下値目処を探る。
高値から23.6%押し140.29円を下抜ける展開になっており、下押しバイアスが強いことを示している。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)でも、買われ過ぎ高水準で横ばいになっていたが、%DとSlow%Dが下向きになってきており、下落調整の動きに変化してきた。
そのため、下値目処としては38.2%押しの133.08円や相場の節目として意識される130.00円も視界に入ってくる。
50.0%127.25円を下抜けるような動きになると、トレンド転換の前兆となり円安基調から円高基調へ転換する動きになる。
現在長期トレンドの動きは、大陰線を伴い『落ちるナイフ』の動きになっていることで、一旦下げ止まるまでは押し目買いには慎重姿勢となる。
一方、再び23.6%押しの140.29円を回復するような動きになると、下落調整一服から再び10月高値151.96円を目指す動きになりやすい。