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日米金利差縮小からドル高一服の様相!

2022.11.16

 

★日米金利差だけがドル/円相場(終値、黒破線)の変動要因ではないが、金利差の拡大・縮小でドル/円相場も連動しやすい。そのため、日米金利差から年初からのドル/円相場を見ていく。

日米2年債金利差(赤線)日米10年債金利差(青線)は、年初から右肩上がりの拡大方向にあった。しかし、11月7日の2年金利差4.770%、10年金利差3.964%がピークとなり、11月15日ではそれぞれ4.381%、3.535%まで縮小する展開になっている。

ドル/円は10月21日の日中高値151.94円近辺がピークとなり、政府・日銀の市場介入もありその後は終値で上値を切り下げる展開になっている。

日米金利差は10月27日に一旦底打ちとなり、2年金利差4.329%、10年金利差3.672%まで縮小後は再び拡大方向となった。その動きにドル/円もやや円安基調となったものの、日米金利差縮小よりも早く下落基調となった。その後は、日米金利差が縮小傾向を強めると、ドル/円相場もドル売りが強まっている。

そのため、再び日米金利差が拡大するような動きになるまでは、ドルの上値を抑える展開が予想される。

日銀は大規模な金融緩和を継続していることから、日本国債の金利はほぼ固定相場のような動きになっている。よって米国債金利の動向を注視していればドル/円相場の動向がつかみやすいと言える。

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