★くりっく株365のNYダウ中期トレンドを示す週足では、22年1月7日週高値36,936円を起点として22年4月22日週高値35,504円を結んだトレンドライン(R1)を上抜けした。また、レジスタンスとして意識されていた52週SMA(緑線)を上抜けしてきた。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、%DがSlow%Dを上抜け両線ともかい離幅を広げながら上向きになっていることで、強い上昇基調になっている。
ただ、上値・下値を切り下げる展開が続いていることから、8月19日週高値の34,260円を上抜けするまでは、再び戻り基調になる可能性がある。この高値を上抜け出来ると、上値切り上げとなり、本格的な戻り基調に入る可能性が高まる。
10月消費者物価指数(CPI)が予想以上に伸びが鈍化したため金利先高観が後退し、投資家心理改善で寄り付き後は上昇した。連邦準備制度理事会(FRB)が利上げペースを減速するとの思惑も強まったほか、ドル安が国内企業の収益回復に繋がるとの期待も強まり相場を一段を押し上げた。
予想以上のインフレ鈍化から売り方からの買い戻しが強まった可能性が強い。そのため、引き続き上昇するのか、それとも買い戻し一巡後は再び売りに押されるのかが注目される。