★ドル/円の一目均衡表日足では、10月21日高値と10月31日高値をトップとするダブルトップのネックラインである10月27日の安値となる145.08円がサポートとして意識されている。また、52期間の高低の中心値である先行スパン2当日線(茶線)の144.98円も意識されている。
転換線(赤線)と基準線(青線)を下抜けしたものの、横ばいとなっていることで短中期的にもみ合い相場となっている。
遅行線(緑線)は現在ロウソク足(実体)の上方に位置しているが、円安基調が強まらないと実体を下抜けする展開になり、下落基調が強まる可能性がある。
そして、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、%DとSlow%Dの両線が下向きになっており、下押しバイアスが強いことを示している。
明確な円高転換にはなっていないものの、ストキャスティクスでは下押しバイアスが強く、ネックラインや先行スパン2当日線を下抜けしてくると、遅行線も実体を下抜けしてくることになり下落基調による円高が強くなりやすい。
下抜けするようなら、一時的には雲上限近辺となる140円台前半まで下落調整する可能性がある。また、先行き雲の上限緩やかに上昇していることから、円安基調が強まらないと雲上限を下抜けする展開になりやすい。
短期的には、相場の節目にあることから安易なドル急落の動きには注意が必要となる。