★くりっく株365のNYダウの日足では、前日反落調整となったものの200日SMA(紫線)の32,602円がサポートとして意識され下げ止まる展開になった。
短期線となる5日SMA(赤線)も上向きとなっており、短期的にも上昇基調が継続している。
しかし、モメンタム(パラメータ:10、5、赤線)は下向きになっていることで、上昇の勢いは鈍化してきている。ただ、5日SMA(青線)は上向きを維持していることから、上昇基調は継続している。
本日はNY市場でFOMCが開催されていることや、10月ISM製造業景況指数が発表されることもあり積極的な取引は手控えられやすい。10月ISM製造業景況指数では、9月実績は新規受注指数や雇用指数が大きく低下したことが要因となり、50.9に低下した。10月についてもこの状況は変わらず、新規受注の伸びも鈍化傾向にあることから、全体的な指数は9月実績を下回る50.0の予想となっている。
このところ経済指標の悪化は、米FRBよる利上げ鈍化の思惑が浮上することで、米長期金利の低下と米国株には好材料となることが多い。
5日SMAや200日SMAを維持している間は、上昇基調が継続しやすい。ただ、8月中旬のような値動きになることもあるので、ロウソク足と5日SMAと200日SMAの変化を注視したい。