★くりっく株365日経225の日足では、200日SMA(青線)を上抜けしたことで、上向きバイアスが強まっているものの、75日SMA(赤線)の27,604円と260日SMA(緑線)の27,584円がレジスタンスとして意識され上値を抑える展開になっている。さらに、8月17日高値29,191円を起点として9月12日高値28,655円を結んだトレンドライン(R1)も上値目処として意識されている。
260日SMA近辺では過去も抵抗体として意識されることが多くあり、相場の節目になりやすい。
モメンタム(パラメータ:10、5)では、ゼロラインを上抜けしていることから上昇基調が続いているが、モメンタム(赤線)は高値圏から下向きになってきた。しかし、5日SMA(青線)は上向きを維持していることから、下向きになるまでは戻り基調が継続している。
上昇基調は継続しているものの、R1や75日SMAと260日SMAの重なる27,600円前後がレジスタンスとして意識され上値を抑える展開になっている。上抜け出来ると強い上昇相場となりやすく、9月12日高値が次の上値目処として意識される。
一方、下値では200SMAの27,179円が下値目処として意識される。
米国市場では企業決算が公表され個別銘柄ごとに株価が上下に振れる展開になっている。また、景気減速を懸念した売りが入る一方で、米長期金利の低下を好感した買いも入るなど、売買が交錯する展開になっている。
大証の夜間取引の日経225先物12月限は、前日比変わらずで終了している。
本日はR1と75日SMAと260日SMAを上抜けすることが出来るのか、それとも上値の重さが意識され下押しするのかがポイントになる。上値の重さが意識されても、モメンタムの5日SMAが下向きになるまでは、戻り基調が継続していることから注意が必要となる。一方で、200日SMAを下抜けるようなら、戻り基調も一服となり再び下押しバイアスが強まりやすい。