★くりっく株365のNASDAQ100週足では、200週SMA(紫線)が非常に重要な抵抗体として意識されてきた。2020年3月のコロナウイルスによるパンデミックショック時でも、200週SMAの手前まで下落したものの20年3月27日週の6,772円が大底となり反転する展開になった。また、大幅な米利上げを嫌気して下落した際も、200週SMAを下回ることなく22年6月17日週の11,026円が大底となり反転する展開になった。
ただ、22年9月30日週に200週SMAを下抜けると、一転してレジスタンスとして意識され上値を抑える展開が続いている。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、売られ過ぎ過熱感が出ているものの、%DとSlow%Dが下向きになっていることで下押しバイアスが残っている。
また、上から52週SMA(緑線)、26週SMA(青線)、13週SMA(赤線)の順に並び、全SMAとも下向きになっていることで、下落トレンドが継続していることになる。
22年6月17日週の安値も抵抗線として意識されている。この価格帯では、20年7月17日週から20年11月6日週でももみ合った価格帯になっている。
このまま200週SMAを下抜けると、相場の節目となる10,000円が下値目処として意識される。一方で、200週SMAを早々に上抜けできるようなら、下向きの13週SMAや26週SMAが上値目処として意識される。