★メキシコペソ/円のボリンジャーバンド(パラメータ:21、±1σ、±2σ、±3σ)日足では、±3σのバンド幅が縮小するスクイーズしてきている。そのため、今後バンド幅が拡張するエクスパンション待ちの状態となり、上下に大きく放れる可能性が高まっている。
上下どちらに放れるかが重要なポイントになる。現状では、一目均衡表の雲の上方に位置しており、21日SMA(黒線)は緩やかに上向きになっているほか、ロウソク足も21日SMAを上抜けしていることから、もみ合い相場ながら上昇基調は維持している。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)も%DとSlow%Dは緩やかに上向きとなっていることで、上昇基調は継続している。
一方で、プラス2σがレジスタンスとして意識され上値が重くなると、プラス1σの7.212円も下抜けする展開になっている。21日SMAの7.172円も下抜けするようなら、下放れの可能性が高まる。
そういう面では、上放れの様相となっているものの、上向きのモメンタムは鈍化傾向にあることで、直ぐに上放れるような動きにはなり難い展開になっている。スクイーズから放れる動きになると大きな動きになりやすいことから、放れを見極めてから順張りでトレンドについていくのが良策となる。