★日経225の長期トレンドを示す月足では、12ヵ月SMA(赤線)の27,535.34円と24ヵ月SMA(青線)の27,682.39円を下抜けたことで、下押しバイアスが強まり下値模索の展開となりやすい。また、2021年2月高値と2021年9月高値で形成したダブルトップの2021年8月の安値26,954.81円の安値がネックラインとなり相場の節目になっている。そのため、このネックラインを下抜けするかが相場の節目になる。
2008年10月安値6,994.90円と2021年9月高値30,795.78円を結んだフィボナッチリトレースメントでは、23.6%押しの25,178.77円が当面の下値目処として意識される。ただ、23.6%押しを下抜けするようなら、2021年高値とネックラインの値幅3,840.97円をネックラインから差し引いた23,113.84円が重要な相場の節目になりやすい。
米FRBによる金融引き締めの長期化が懸念されているほか、欧州の景気減速懸念も高まっていることから、世界的な株価の下落基調が継続する可能性が高くなっている。そのため、日経225にも下押しバイアスが強まりやすいことから、相場の節目を確認する必要がある。