★エンベロープは、移動平均線を一定の幅だけ上下にかい離させた線のことである。価格が移動平均線から一定の割合まで離れたら反転するという考えのもとで、上昇トレンドや下降トレンドの反転の目安を分析するうえで用いられる。
日経225のエンベロープ(パラメータ:25、±1%、±3%、±6%)の日足では、マイナス3%~6%近辺まで下落した際にストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)が売られ過ぎまで低下していると反発の動きになりやすい。
今回も本日マイナス3%の27,424.00円に向けて下落してきている。そして、ストキャスティクスではやや売られ過ぎ過熱感が出始めているなかで、%DとSlow%Dの両線が下向きとなっており、下落基調が継続している。
そのため、過去の経験則から下値目処としてマイナス3%の27,424.00円やマイナス6%の26,575.84円へ向かって下落しやすい。そして、マイナス3%からマイナス6%まで下落した際に、ストキャスティクスが過熱感から上昇に反転するようなら買い転換になる。
今回も今までのパターンからすると、現状は下落基調が継続しやすい。そして、その後は反発パターンとなりやすいので、今後もパターンの動向を注視していきたい。