★ドル/円(黒破線)相場の変動は、日米金利差だけの要因ではないがチャート分析上で参考になる。
日米金利差2年(赤線)、日米金利差10年(青線)は、6月14日の2年金利差3.468%、10年金利差3.229%が最大ととなった後は、日米金利差は一旦縮小傾向に向かった。
日米金利差2年は7月5日の2.885%まで縮小し後は、再び拡大して7月19日3.318%に広がった。しかし、再び調整色が強まり、7月28日の2.933%まで縮小した。ただ、その後は拡大傾向が続き8月22日では3.392%へ拡大している。
日米金利差10年では、6月14日にピークアウトした後は、徐々に金利差は縮小して8月1日には2.391%まで縮小した。しかし、その後は徐々に金利差は拡大して8月22日には2.805%まで拡大している。
日米2年金利差は3.2%超近辺で推移しており、高値圏でのもみ合い相場となっている。日米10年金利差も下値・上値を切り上げ金利差拡大傾向にある。
そのため、ドル/円相場も8月1日の131.65円から円安基調が継続しており、現状では137円台前半で推移している。
日米金利差が長短では拡大方向にあることから、ドル/円も円安基調が継続する可能性が高い。