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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 FRB高官による相次ぐタカ派発言でドル買い!

2022.08.03

 

★欧州市場序盤の取引では、アジア市場の流れを引き継ぎ、リスク回避にようるドル高・円高基調が進展し、クロス円が大幅続落した。130円台後半で売り買い交錯した。なお、欧州株は高安まちまちで推移した。リスク回避の動きが一服、米長期金利と独長期金利が低下幅を縮小したことを受け、131円台を回復した。その後、米長期金利が伸び悩む中、130円台後半にドルが再軟化となった後、130.80円台を中心にもみ合い推移した。欧州市場中盤の取引では、円相場は小幅レンジ内で一旦落ち着きを取り戻したが、米中関係の緊迫化を背景にリスク回避の円高圧力は根強く130円台後半でもみ合いとなった。

 

欧米中の景気後退リスクから米長期金利の低下傾向が続いたほか、地政学リスクも重しとなった。デーリーSF連銀総裁が『インフレ対策、終了には程遠い』との発言からドル買いが再燃した。ペロシ米下院議長の台湾訪問を巡り、米中関係の緊張を警戒した動きも見られたが、米長期金利の上昇に伴う円売り・ドル買いが強まった。ペロシ米下院議長が中国の介入なく、無事に台湾到着が確認されると、リスク回避の動き一段落しドル買いとなった。シカゴ連銀総裁が利上げ継続し示唆したことで、米長期金利は2.70%台へ上昇したことでドル買いが継続した。米長期金利が2.72%台まで急上昇したことを受けて全般ドル買いが活発化した。クリーブランド連銀総裁も追加利上げを継続する姿勢を示したため大亜h場利上げ観測が再燃した。米長期金利が上げ幅を拡大しドル買いの動きが継続した。

 

★欧米主要経済指標

・米・6月JOLT求人件数:1069.8万件(予想:1100.0万件、5月:1130.3万件←1125.4万件)

 

★欧米市場のポイント

・ドル/円相場は130.65-133.20円のレンジ

・節目の130.00円を維持したことでドル下げ渋る

・相次ぎFRB高官によるタカ派発言から長期金利上昇

・ペロシ氏の台湾到着後はリスク回避の動きが和らぐ

・VIX指数は22.84から23.93へ上昇

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