★ドル/円のボリンジャーバンド(パラメータ:21、±1σ、±2σ、±3σ)の日足では、±3σのバンド幅が拡張するエクスパンションの様相となってきた。そのため、下押しバイアスが強まってきている。
また、一目均衡表の下限131.47円を下抜けしてきたことで、下押しバイアスが強まっている。
さらに、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)でも、かなり売られ過ぎ過熱感が出ているが、%DとSlow%Dの両線は下向きになっており、下落基調は継続している。
米景気減速への懸念が根強く米長期金利が低下していることや、ペロシ米下院議長が台湾訪問で米中間の緊張感の高まりへの懸念がリスク回避の円買いを強めている。
そのため、ドル/円は下値模索の展開が続いている。プラス3σが外側に拡張しているうちは下落基調が強いことを示しており、横ばいや内向きになるまでは円高基調が継続しやすいので、押し目買いには注意が必要となる。
執筆者情報
米蔵(ヨネゾウ)
国内外銀行ディーラー・証券会社リテール営業・外資系投信のファンドマネージャー、債券ディーラーなど豊富な金融業界経歴を持つ。一目均衡表や60分足移動平均線など、各種テクニカル指標を組み合わせた独自の市場分析は一般の投資家からわかりやすいと好評。商品・株式・FX・債券・デリバティブなどあらゆる金融商品分析を得意とする。国際テクニカルアナリスト連盟国際認定テクニカルアナリストCFTe®
日本FP協会認定ファイナンシャル・プランナー(AFP)
国内外銀行ディーラー・証券会社リテール営業・外資系投信のファンドマネージャー、債券ディーラーなど豊富な金融業界経歴を持つ。一目均衡表や60分足移動平均線など、各種テクニカル指標を組み合わせた独自の市場分析は一般の投資家からわかりやすいと好評。商品・株式・FX・債券・デリバティブなどあらゆる金融商品分析を得意とする。国際テクニカルアナリスト連盟国際認定テクニカルアナリストCFTe®
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