★くりっく365株のNYダウから日経225を差し引いた価格差をボリンジャーバンド(パラメータ:21、±1σ、±2σ、±3σ)の日足から、NYダウと日経225の価格差から割高・割安を分析する。
今年に入ってからは、概ね±2σ近辺まで到達した時にストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)が買われ過ぎ・売られ過ぎまで上昇・下落すると反転することが多くなっている。
現状ストキャスティクス・スローでは、%D:64.73%、Slow%D:53.18%で推移しており、%DとSlow%Dはかい離幅を広げて上向きになっている。そのため、価格差拡大(NYダウ買い・日経225売り)方向に向かっている。
しかし、価格差はプラス1σ(4,660.6円)がレジスタンスとして意識され、下押しする展開になっている。その後も下向きになっていることで、価格差縮小(NYダウ売り・日経225買い)方向に価格差は向かっている。
ボリンジャーバンドは±3σのバンド幅は縮小から横ばいになってきており、もみ合い相場の展開になっている。
価格差の方向とストキャスティクスの方向が逆方向になっていることから、同一方向になるまでは様子見スタンスとしたい。
価格差が明確に上向きになるようなら、プラス2σまでNYダウと日経225の価格差拡大転換となりやすく、NYダウ買い・日経225売りのポジション構築となる。
一方、再び価格差が明確に価格差縮小の下向きになるようなら、マイナス2σまでNYダウと日経225の価格差縮小転換となりやすく、NYダウ売り・日経225買いのポジション構築となる。
バンド幅がかなり縮小してきていることから、相場が煮詰まってきている。そのため、近日中に放れの動きになりやすいので注意したい。