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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 テクニカルリセッションでドル急落!

2022.07.29

 

★欧州市場序盤の取引では、アジア市場で加速した円買いの動きは緩和されたが、ドル/円・クロス円の戻り売りも根強く135.50円台で推移した。なお、欧州主要株価指数は高安まちまちとなった。一時2.82%台まで上昇していた米長期金利が2.77%台まで低下したことなどがドルの重しになった。4-6月期米GDP速報値などの重要指標発表を控える中、135円台半ばで方向感が出なかった。

 

発表された4-6月期米GDP(前期比年率)速報値は-0.9%と予想+0.5%から下振れた。2四半期連続のマイナス成長となり景気後退入りとなったことを受けて米金利は低下し、ドルの重しになった。米国のリセッション入りを嫌気した売りに押される形で下値を広げた。既に2.2円超以上下落しているだけに短期的な戻りを期待した買いが入ると134.70円台まで戻す場面もあった。米債利回りは低下幅を縮めるとドル/円も下げ渋った。もっとも、本邦個人投資家も含め買持ちが多く戻りも弱かった。ドル/円の戻しは限られ上絵んが重く日通し安値を更新した。

 

★欧米主要経済指標

・ユーロ圏・7月景況感指数:99.0(予想:102.0、6月:103.5←104.0)

・独・7月消費者物価指数速報値:前年比+7.5%(予想:+7.4%、6月:+7.6%)

 

 

・米・4-6月期GDP速報値:前期比年率‐0.9%(予想:+0.4%、1-3月期:-1.6%)
・米・4-6月期個人消費速報値:前期比年率+1.0%(予想:+1.2%、1-3月期:+1.8%)
・米・4-6月期GDP価格指数速報値:前期比+8.7%(予想+8.0%、1-3月期+8.2%)
・米・先週分新規失業保険申請件数:25.6万件(予想:25.0万件、前回:26.1万件←25.1万件)
・米・失業保険継続受給者数:135.9万人(予想:138.6万人、前回:138.4万人)
・米・7月カンザスシティ連銀製造業活動指数:13(予想4、6月12)

 

★欧米市場のポイント

・ドル/円相場は134.15-135.78円のレンジ

・米国は2四半期連続のマイナス成長で景気後退入りドル急落

・米先週分新規失業保険申請件数は予想を上回る

・下院が半導体業界支援法案を可決を好感

・VIX指数は23.24から22.33へ低下

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