★エンベロープは、移動平均線を一定の幅だけ上下にかい離させた線のことである。価格が移動平均線から一定の割合まで離れたら反転するという考えのもとで、上昇トレンドや下降トレンドの反転の目安を分析するうえで用いられる。
日経225のエンベロープ(パラメータ:25、±1%、±3%、±6%)の日足では、プラス6%近辺まで上昇した際にストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)が買われ過ぎまで上昇していると反転の動きになりやすい。
今回も本日3%の27,267.60円を上抜けしてきた。そして、ストキャスティクスでは過熱感がないなか、%DとSlow%Dの両線が上向きとなっており、上昇基調が継続している。
そのため、過去の経験則から上値目処としてプラス6%の28,062.51円へ向かって上昇しやすい。そして、プラス6%まで上昇した際に、ストキャスティクスが過熱感から下落に反転するようなら売転換になる。
今回も今までのパターンからすると、現状は上昇基調が継続しやすい。そして、その後は反落パターンとなりやすいので、今後もパターンの動向を注視していきたい。