★ドル/円のボリンジャーバンド(パラメータ:21、±1σ、±2σ、±3σ)の日足では、±3σのバンドが縮小するスクイーズの様相となっている。スクイーズ後は、上下に大きく放れるエクスパンションの相場展開になりやすい。
一目均衡表の雲の抵抗体から分析すると、ロウソク足は雲の上限で推移しているほか、先行き雲は緩やかに上昇していることから、上昇基調は継続している。ただ、雲の厚みは薄いことから抵抗体としては下抜けしやすい展開が続く。
また、21日SMA(黒線)は緩やかに上昇基調が継続する中で、サポートとして意識される展開となっている。
一方、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、買われ過ぎ過熱感がある高水準から徐々に上値・下値を切り下げる動きになっている一方で、価格は上値更新する弱気のダイバージェンスのパターンになっている。
ドル/円市場相場は徐々に煮詰まってきており、先行き上下に放れる様相を強めてきている。上下に放れる際はプラス3σの138.19円を上抜けするのか、それともマイナス3σの132.13円を下抜けするような動きになる。±3σは日々縮小してくるので、価格の確認は必要である。
現状では、弱気のダイバージェンスの様相とはなっているが、雲の上方で上向きの21日SMAに支えながら上昇基調が続いていることから、上向きバイアスが掛かりやすい状況となっている。