★ドル/円相場は、日米2年債金利差(赤線)と日米10年債金利差(青線)の振れに連れた値動きが強まっている。米国では、6月と7月の連邦公開市場委員会(FOMC)で0.5%の利上げが予定されている一方で、日銀は大規模な金融緩和の継続を示唆しており、日米金融政策スタンスの違いを意識されるドル買い・円売りが強まっている。
利上げを織り込む形で米国債利回りが上昇(価格は下落)しており、日米金利差拡大が円安の大きな要因になっている。
日本の長期金利は日銀による連日の指し値オペで金利の上限が固定化されていることから、米債金利の動向を注視しておけばドルの方向性を分析しやすいことになる。
日米金利差は上げ(金利差拡大)・下げ(金利差縮小)を繰り返しながらも上げ基調にあることから、ドルの押し目狙いの展開が続きそうである。
執筆者情報
米蔵(ヨネゾウ)
国内外銀行ディーラー・証券会社リテール営業・外資系投信のファンドマネージャー、債券ディーラーなど豊富な金融業界経歴を持つ。一目均衡表や60分足移動平均線など、各種テクニカル指標を組み合わせた独自の市場分析は一般の投資家からわかりやすいと好評。商品・株式・FX・債券・デリバティブなどあらゆる金融商品分析を得意とする。国際テクニカルアナリスト連盟国際認定テクニカルアナリストCFTe®
日本FP協会認定ファイナンシャル・プランナー(AFP)
国内外銀行ディーラー・証券会社リテール営業・外資系投信のファンドマネージャー、債券ディーラーなど豊富な金融業界経歴を持つ。一目均衡表や60分足移動平均線など、各種テクニカル指標を組み合わせた独自の市場分析は一般の投資家からわかりやすいと好評。商品・株式・FX・債券・デリバティブなどあらゆる金融商品分析を得意とする。国際テクニカルアナリスト連盟国際認定テクニカルアナリストCFTe®
日本FP協会認定ファイナンシャル・プランナー(AFP)