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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 米長期金利上昇で円売り強まる!

2022.06.10

 

★欧州市場序盤の取引では、アジア市場の流れを引き継ぎ、円買い戻しの動きが進行し、133円台半ば割れとなった。なお、欧州主要株価指数は0.6%から0.9%程度の下げ、米長期金利は3.01%台に小幅低下した。欧州株が軟調に推移する中、米長期金利が持ち直したことを受け、133.50円台でドル反落の流れは一服した。ECB政策決定発表を控え、円買い戻しの動きが再開された。米長期金利が3.01%近辺に再低下となる中、ドル売り戻し圧力が持続した。なお、NYダウ先物は160ドル高で堅調推移した。

 

ECB理事会の結果公表を受けて独長期金利が大幅上昇し、米長期金利も3.05%台まで上げ幅を拡大すると円売りが強まった。NY市場で米債利回りの上昇に連れ、ドルはじり高に推移した。米長期金利の上昇が相場を下支えした一方、株安を背景に円買いが進んだ影響から134円台前半でのもみ合いとなった。対ユーロなどでドル買いが進んだ流れに沿って底堅く推移すると、下値を切り上げる展開になった。米長期金利が上昇に転じたことで円売り・ドル買いが出たほか、対ユーロなどでドル高が進んだ影響を受け、134.44円付近まで持ち直した。

 

★欧米主要経済指標

・米・先週分新規失業保険申請件数:22.9万件(予想:20.6万件、前回:20.2万件←20.0万件)
・米・失業保険継続受給者数:130.6万人(予想:130.3万人、前回:130.6万人←130.9万人)

 

★欧米市場のポイント

・ドル/円相場は133.14-134.44円のレンジ

・ECB定例理事会で量的緩和策を7月1日に終了

・ラガルドECB総裁は持続的に金利引き上げる可能性を示唆

・米10年債利回りが上昇に転じたことで円売り・ドル買い強まる

・金融政策の正常化による欧州景気の減速を警戒

・VIX指数は23.96から26.09へ上昇

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