★ドル/円の中期トレンドを示す週足では、5月13日週の131.34円が天井となり上値・下値を切り下げ3週目の調整下落となっている。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)も、買われ過ぎ高水準から%DがSlow%Dを下抜け両線とも下向きになっていることで、下押しバイアスが強まってきている。
ただ、下方から上向きの13週SMA(赤線)124.60円、26週SMA(青線)119.57円、52週SMA(緑線)115.38円がサポートとして意識される。
ドル/円は急速に上昇基調が続いたことや、5月17日付のシカゴIMM投機筋の円ショートポジション(円売り・ドル買い)でも102,309枚と高水準で推移していることから、利益確定売りや高値からの下落に対する損切りなどによる円買い戻しが続いている。
このまま下落基調が続いた際は、13週SMAで下げ止まるか確認したい。日米中銀による明確に金融政策の違いを意識したドル買い需要が強いことから、一旦下げ止まるような動きになると再びドル買いが強まる可能性が高い。
21年12月3日週から22年3月11日週まで13週SMAがサポートした後の大反発となったことで、重要な反発ポイントになりやすい。