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ドル/円は日米金利差縮小で円高基調!

2022.05.20

 

★ドル/円は日米金利差だけで変動するものではないが、このところ連動性が高まっている。そのため、日米金利差が拡大すればドル買い・円売りが強まり、縮小すればドル売り・円買いが強まりやすい。

日米2年金利差(赤線)は、5月3日の2.814%がピークとなった後は縮小傾向となり5月19日終値では2.639%まで縮小している。また、日米10年金利差(青線)は、5月6日の2.898%がピークとなった後は縮小傾向となり5月19日終値では2.604%へ縮小している。

そのため、ドル/円も4月28日終値130.85円がピークとなり、その後は円高基調となって20日現時点では127円台後半で推移している。

日本では日銀が長期金利の上昇を抑えるため、指定した利回り(0.25%)で国債を無制限に買い入れる『指し値オペ』を実施していることから、10年債利回りは0.25%以下で推移している。そのため、米国債利回りの上下によって、概ね日米金利差が決まる動きになっている。

このところ米国の金融引き締めやインフレ高進によって景気減速懸念が浮上している。そのため、米国株が軟調地合いとなりリスク回避の米国債買いが強まり金利が低下していることが要因となっている。

そのため、ドル/円相場を見ていくうえでは、米国債利回りの動向がポイントになる。

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