★日経225の日足では、3月25日高値28,338.81円を起点として4月21日高値27,580.64円を結んだトレンドライン(R1)は上値を切り下げる展開になっている。また、4月12日安値26,304.08円を起点として5月12日安値25,688.11円を結んだトレンドライン(S1)は下値を切り下げる動きとなっており、上値・下値を切り下げる下落基調となっている。
戻り基調となっていたが、25日SMA(青線)26,754.68円と75日SMA(緑線)26,843.30円がレジスタンスとして意識されると押し戻される展開になっている。
一方で、下値では10日SMAの26,442.75円や緩やかに上向きになっている5日SMA(赤線)がサポートとして意識される。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、下位で%Dが上向きとなりSlow%Dを上抜けしてきた。しかし、株価が下落基調となってきたことで、再びSlow%Dを下抜けするような動きになる可能性もある。
戻り一巡となる可能性が高くなってきた。10日SMAや5日SMAで下げ止まるかがポイントになる。さらに、S1も下値目処として意識されるが、下抜けするようなら下落加速の動きになる可能性もあるので注意。
中国の4月小売売上高が市場予想の前年比-6.6%を下回る前年比-11.1%になったことや4月鉱工業生産が市場予想前年比+0.5%を下回る前年比-2.9%と大幅に下回ったことが嫌気されリスク回避の動きが強まっている。アジア株が軒並みマイナス圏に下落していることやNYダウ先物も200ドル前後に下げ幅を広げる展開になっている。