★メキシコ中銀会合では、政策金利を現行の6.5%から7.0%へ引き上げ、8会合連続の利上げとなった。ただ、利上げ発表ごの高値6.340円から反落し、6.305円付近で推移するなどメキシコペソ/円の上値が重くなっている。
メキシコペソ/円の日足では、上値を切り下げる展開となっており、4月19日高値6.490円と5月6日高値6.500円がトップとなるダブルトップの様相となっている。
利上げしたにも関わらず上値が重くなっており、4月27日安値6.200円のネックラインを下抜けると下落調整につながる。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、価格は上昇したにも関わらず上値を切り下げる弱気のダイバージェンス発生後の下落基調となっている。現在%DとSlow%Dの両線は下向きとなっており、下押しバイアスが強いことを示している。
メキシコペソ/円と200日SMA(緑線)との関係では、下落調整の際にストキャスティクスが売られ過ぎまで下押ししている場合、サポートとして意識され反発することが多い。ただ、現状200日SMAは緩やかに上昇しているものの5.6771円と下位で推移しており、かなりかい離している。
そのため、下落調整した場合は、ストキャスティクスが売られ過ぎまで下落した後、反発したところが買いのタイミングになりやすい。
まず、現在の注目点は、ダブルトップのネックラインを下抜けする動きになるのか、それとも再び戻り基調となりヘッドアンドショルダーのパターンになるのかが焦点になる。