★ドル/円の中期トレンドを示すボリンジャーバンド(パラメータ:21、±1σ、±2σ、±3σ)の週足では、エクスパンションして10週目になる。ただ、今まではプラス2σに支えられ上昇基調が継続していたが、今週に入ってプラス2σ(131.61円)を下抜けしてきた。
また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、5、20、80)は、買われ過ぎの過熱感がある高水準を横ばいになっており、何時下落調整となっても不思議ではない状況が続いている。
ただ、マイナス3σが緩やかに拡張が続いていることから、ドルの上昇は続いてる。
そのため、マイナス3σが横ばいから内側に閉じ始めてくると、一旦のドル/円の調整場面となりやすい。
基本的には、日米の金融政策スタンスの違いが鮮明になっていることから、ドルが底堅く推移しやすい地合いは変わらない。
ただ、米国株の下落が軟調推移して米長期金利が低下してくると、リスク回避の円買いと円ショートに傾いている投機筋のポジション調整による巻き戻しの動きによる調整局面も考えられる。
下値では、プラス1σの125.67円が下値の目安として意識される。