★グッドフライデーで英国やドイツなど欧州主要市場が休場となり、閑散取引の中ドルは全般小幅レンジ内でもみ合いとなり、126円台半ば近辺でドル上昇の勢いは一服した。126円台半ば近辺でドルが上昇基調を維持する一方、その他の主要通貨に対して前日比横ばい圏でもみ合いを商状を継続した。
4月米NY連銀製造業景気指数は+24.6と発表され予想の+1.0を大幅に上回ったが、NY株式・債券市場が休場のため、反応は薄かった。海外市場参加者がほぼ不在の中、狭いレンジ取引に終始した。特に新規のドル売り材料は伝わらなかったものの、アジア時間に約20年ぶりの高値を付けた反動でポジション調整目的の売りなどが出た。グッドフライデーのNY午後では動意は強まらず、126.40円付近での値動きが続いた。NY市場の中盤に126.46円を付けて戻り試しを窺うも失速、小甘い商状となった。
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は126.28-58円のレンジ
・日米金融政策の方向性の違いに着目した円売りが根強い
・市場では130円台まで円安進めば円買い介入観測もくすぶる
・4月米NY連銀製造業景気指数は予想より強い内容でも反応薄
・米国の2月対米証券投資は1626億ドルの流入超