★日経225の日足では、昨日の上昇で2月10日高値27,880.70円を上抜けして終了した。この価格ライン近辺は過去にレジスタンスやサポートになるなど抵抗体として意識されている。
また、昨日の終値では上値にある100日SMA(黒線)の27,922.80円を上抜けして終了したが、現在は下押しとなりレンジスタンスとして意識される展開になっている。
一方下値では、75日SMA(緑線)の27,480.21円がサポートとして意識され、両SMAに挟まれる展開になっている。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、過熱感は出ているものの%DとSlow%Dの両線はかい離幅を広げて両線とも上向きになっていることで、上昇基調が強いことを示している。
また、5日SMA(赤線)、10日SMA(黄線)、25日SMA(青線)も上向きになっており、上昇基調が続いていることを示している。
現在のところは上昇のピットが速かったことで、相場の節目になっている2月10日の高値や100日SMAで利益確定売りなどによる下落調整的な動きになっている。しかし、75日SMAを維持していることやストキャスティクスも上向きを維持していることから、一時的な調整局面になりやすい。
200日SMA(紫線)の28,276.09円を上抜けしてくるようなら、上値追いの展開になりやすい。
一方で、75日SMAを下抜ける調整下落や上向きの5日SMAを下抜けるようなら、トレンドの転換の可能性も高まる。その際は、10日SMAや25日SMAや1月27日安値26,044.52円が下値目処として意識される。