★日経225の長期トレンドを示す月足では、一時ダブルトップのネックラインとなる21年8月安値26,954.81円を下抜けした。しかし、上向きの24ヵ月SMA(青線)がサポートとして意識され、長い下ヒゲを残して持ち直す展開となりネックラインも回復した。
ただ、上値では21年9月高値30,795.78円を起点として、21年11月高値29,960.93円を結んだトレンドライン(R1)や、12ヵ月SMA(赤線)の28,187.82円がレジスタンスとして意識される。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、%DとSlow%Dはかい離幅を広げて両線とも下向きになっており、下押しバイアスが強いことを示している。
そのため、本格的な回復基調になるためには、R1と12ヵ月SMAを上抜ける必要がある。
上抜けしてくるようなら、21年9月高値と22年3月安値24681.74円の値幅6114.04円を高値に加えた36,909.82円が高値目処として意識される。
一方で、抵抗体に押し戻されるようなら、再び24ヵ月SMAがサポートとして意識される。