★投資主体別売買動向とは、どいう投資家が株式を売り買いしているかを大まかに掴むことができる売買状況表である。海外投資家の売り越しや買い越し売買動向を知ることができる。東証が毎週第4営業日に公表している。
主体別売買動向の中でも、売買金額の70%前後のシェアを有する海外投資家の動向が日本株価を左右しやすい。
日経平均株価は、昨年9月14日に30,795.78円の高値を付けた後は、上値・下値を切り下げる展開になっている。海外投資家動向では、高値を付けた9月に売り越しとなり、一旦10月には買い越しに展開したものの、その後は現在(3月11日付)まで5カ月連続の売り越しとなっている。
ただ、4月に入ると2014年以降では、新型コロナウイルスによるパンデミックがあった2020年以外は買い越しとなっている。
ウクライナ情勢の緊迫化はリスクになるが、例年通りならば4月は外国人投資家は日本株を買ってくることが予想される。
本邦国内勢も、3月は年度末で動けなかったが、4日に入ると新年度入りとなることから新規買いが入りやすい。
そのため、下押し場面では短期的な拾い場となる可能性がある。