★先週末の米国債券市場では、15-16日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の利上げが確実視される中で、米10年債利回りは1.996%、米7年債利回りは2.001%と7年債利回りが10年債利回りを上回る『逆イールド』となった。
逆イールド化は、過度の引き締めによる景気減速懸念を示すもので、FRBとしては逆イールド化は避けたいところである。ただし、FRBとしてはインフレ高進への強い姿勢も示しておく必要がある。
今後もFRBがタカ派色を強まるようなら、米2年債利回りと米10年債利回りが逆イールド化する可能性も残る。
逆イールド化は、市場で先行きの景気減速思惑の高まりを示すもので、FRBの金融政策の転換点にもなりやすい。
米2-10年債利回りが逆転するようなら、ドルが失速する可能性もあるので注意!
執筆者情報
米蔵(ヨネゾウ)
国内外銀行ディーラー・証券会社リテール営業・外資系投信のファンドマネージャー、債券ディーラーなど豊富な金融業界経歴を持つ。一目均衡表や60分足移動平均線など、各種テクニカル指標を組み合わせた独自の市場分析は一般の投資家からわかりやすいと好評。商品・株式・FX・債券・デリバティブなどあらゆる金融商品分析を得意とする。国際テクニカルアナリスト連盟国際認定テクニカルアナリストCFTe®
日本FP協会認定ファイナンシャル・プランナー(AFP)
国内外銀行ディーラー・証券会社リテール営業・外資系投信のファンドマネージャー、債券ディーラーなど豊富な金融業界経歴を持つ。一目均衡表や60分足移動平均線など、各種テクニカル指標を組み合わせた独自の市場分析は一般の投資家からわかりやすいと好評。商品・株式・FX・債券・デリバティブなどあらゆる金融商品分析を得意とする。国際テクニカルアナリスト連盟国際認定テクニカルアナリストCFTe®
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