★ドル/円の長期トレンドを示す月足では、15年6月高値125.85円を起点として18年10月高値114.55円を結んだトレンドライン(R1)を、21年3月に一気に上抜けしたことで上昇基調が強まった。
その後、15年6月高値と16年6月安値98.98円を結んだフィボナッチ・リトレースメントと白銀比率で分析すると、50.0%戻し112.41円が上値目処として意識されたものの、38.2%の109.24円がサポートとして意識されもみ合い相場が続いた。
21年10月に50.0%戻しを上抜けしたものの、61.8%戻しの115.59円がレジスタンスとして意識され上値を抑える展開となっている。
そのため、現況では50.0%戻しで買い・61.8%戻しで売りとなるレンジ相場となっている。
61.8%戻しを上抜け出来るようなら、次には白銀比率の70.7%戻し117.98円や76.4%戻しの119.51円が上値目処として意識されやすい。
現状は21年1月安値102.56円を起点として21年8月安値108.69円を結んだトレンドライン(S1)に沿って上昇しているため、上向き基調は継続していることになる。
S1は高角度で上昇していることから、強いドル高・円安基調が続いていることを示している。