★南アランド/円の中期トレンドを示す週足では、21年6月11日週高値8.175円を起点として21年10月22日週高値7.960円を結んだトレンドライン(R1)に向かって上昇基調が続いている。
13週SMA(赤線)と26週SMA(青線)が上向きになっており、上向きの52週SMA(緑線)を上抜けしてきたことほか、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)も、%DとSlow%Dの両線は過熱感なく上向きとなっていることで、上向きバイアスが強いことを示している。
南アの国内情勢については、原油価格の上昇により南ア中銀のCPI目標値4.5%を上回るインフレが継続する可能性があり、利上げが継続するとの期待がある。また、プラチナ価格などがじり高となっていることで、南アランドも強い地合いとなっている。
三角持ち合いの上限を上抜け出来るかが今後の注目点になる。52週SMAを明確に上抜けしたことで、上昇基調を確認する展開になっている。
ただ、相場の節目になることから、R1近辺ではもみ合いう展開が予想される。