★ドル/円の中期トレンドを示す週足では、13週SMA(赤線)の攻防となっている。21年12月3日週から13週SMAがサポートとして意識される中、円安基調が続き22年1月7日週に116.35円まで円安基調が続いた。
先週、この13週SMAを下抜けて終了したことで、一旦は下押しバイアスが強まった。ただ、今週に入り再び13週SMAを挟んだ攻防となっている。
ただ、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、価格は上昇したにもかかわらず、ストキャスティクスでは上値を切り下げる動きになっており、弱気のダイバージェンスの様相となっており、先行きの下落の兆候を示している。また、%DとSlow%Dの両線は下向きになっており、下押しバイアスが強まっている。
現状は13週SMAの攻防になっているものの、オシレーターでは下押しバイアスが強まってきている。下押しした場合は、21年12月3日安値の112.50円がダブルトップのネックラインとなっており、重要な相場のポイントになる。また、上向きの26週SMA(青線)の112.54円も下値目処として意識される。一方上値では、1月7日週高値116.35円とネックラインの価格差3.85円を高値116.35円を加えた120.20円が上値目処として意識される。
下押ししてネックラインを下抜けるよう展開になると、ダブルトップからの下抜けとなりドル/円の失速につながりやすいので注意が必要となる。