★メキシコペソ/円は対円で上値の重さが意識されている。ただ、週末にかけてメキシコでは独自のイベントや経済指標などが予定されていないため、今後も外部要因に振らされる可能性が高い。
今週に入ってロペスオブラドール大統領も2度目の感染を発表した。デルタ株がまん延した第3波と比較すると死者数は減少するなど、他国と同様にオミクロン株の台頭によって重症化リスクは低下しているが、今後の動向にも注意が必要となる。
メキシコペソ/円の日足では、5日SMA(赤線)が10日SMA(黒線)を下抜けるデッドクロスしており、短期的な下落基調が強まってきた。
下値目処では、21年11月26日安値5.015円と22年1月4日高値5.695円を結んだフィボナッチ・リトレースメントと白銀比率から探る。
23.6%押しとなる5.535円と白銀比率の29.8%押し5.492円が下値目処として意識される。メキシコペソ/円と200日SMA(緑線)は相場の節目として反発や反転などのポイントになりやすい。その200日SMAは5.4922円に位置しており、ほぼ白銀比率の29.8%押しと重なる。
そのため、下押しした際は5.492円が重要な相場の節目になりやすい。