★メキシコペソ/円の一目均衡表日足では、転換線(赤線)がサポートとなり上昇基調が継続している。しかし、21年10月26日の直近高値5.670円がレジスタンスとして意識され、上値の重石になっている。
レジスタンスでもみ合い相場となっていることで、転換線は横ばいになっているが、基準線(青線)は上向きになっていることから上昇トレンドは継続している。
26期間遅行する遅行線(緑線)は上向きになっていることから、終値では下値を切り上げる展開になっていることを示している。
ただ、一点気になる所では、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)が価格は上昇しているにもかかわらず、上値を切り下げる弱気のダイバージェンスとなっていることである。上向きバイアスが鈍化してきていることを示している。
今後の注目点は、直近高値の5.67円を明確に上抜け出来るのか、それとも上値の重さが意識され下押しバイアスが強まってくるかが焦点となる。ストキャスティクスでは、上値の重さが意識されてきているので注意が必要となる。また、1月中旬には雲のネジレがあり、トレンドの反転や加速など相場の節目となりやすく、相場が大きく動く可能性が高まる。