★2000年以降のドル/円の長期トレンドを示す月足では、115.00円が相場の大きな節目になることが多い。
ある時はレジスタンスとなり上値を抑える一方で、ある時はサポートとなり下値を支えることが起こるポイントになっている。
その115.00円をじわりと上抜けしてきた。また、17ヵ月SMA(赤線)が34ヵ月SMA(青線)をじわりと上抜けするゴールデンクロスしてきている。
この17ヵ月SMAが上向きになっている時は、サポートとして意識され下支えしながら上昇トレンドを継続することが多い。一方、17ヵ月SMAが下向きになっている時は、レジスタンスとして意識され上値をを抑える下落トレンドを継続することが多い。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、買われ過ぎ過熱感は出ているものの、上昇トレンドが形成されている時は、高水準で張り付くことが多くダマシが続きやすい。
現在のドル/円は、相場の節目となる115円を上抜けしてきており、17ヵ月SMAも上向きになっていることから、上昇トレンドが継続する可能性が高まっている。ただ、オシレータでは過熱感が出ていることから、下押し調整的な動きになりやすい。その際はトレンドの転換というよりも押し目買い狙いとなりそうだ。
17ヵ月SMAをロウソク足が下抜けるまでは、トレンドは上向きを維持しそうである。